私たちの多くが親しんでいる「日本料理」は、そのルーツからして多くの人々が研究対象としてきた歴史がありますが、イタリア料理が近年日本で注目を集めているという背景からも、そろそろ日本人にとっても、「イタリア料理のルーツ」は知りたい対象となってくるのではないかという気がします。ということで、ここでは「イタリア料理のルーツ」を、わかる範囲で少しでもひも解いてみたいと思います。
イタリアの食材の代表とも言えるのが、日本では「夏野菜」に分類される「トマト」があります。イタリアはその中南部は非常に院団であり、それだけ「トマト」の収穫は非常に盛んな土地であり、いわばトマトは、イタリア料理の発祥の時期からイタリア料理とともに歩んできた歴史があると考えられます。
そしてもちろん、イタリアと言えば「ワイン」の存在を無視するわけにもいきませんが、ワインに関しても、古代ローマ帝国の時代からすでに存在していたということですから、私たち日本人の感覚からすれば、とてつもなく古い時代からすでにワインがイタリア人の間では飲まれてきたということを意味しています。
また、イタリアという国は、かつては「貴族社会」が構築されており、当然貴族よりも身分が低い「農民」たちが、イタリアの台所を担当していたということも事実としてその歴史に刻まれており、イタリア料理のルーツは、貴族の文化と農民の文化の融合によって誕生したとされる説もあるようです。
日本食もそうですが、イタリア料理もまた、なかなか奥が深いという印象です。
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